写真家 鈴木進次の旅のエッセイ 2006年6月15日発売「◆ 中国ゆったり五日間 ◆」
ISBN-286-01046-5 c0026
文芸社 1200円+税
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第一部 2005年5月の上海 p46
玉佛寺に行く
寺は清の光緒八一一八八二一年、仏教僧の慧根によ一て建設された上海最大の禅宗寺院である。
慧根は普陀山の僧で、四川からチベットを抜けてインドまで修行に行き、帰路ミャンマー(旧ビルマ)から大小五体の「玉製仏像」を入手し持ち帰った。
途中上海に立ち寄り、玉仏二体を安置するのに玉佛寺を建立した。その後、一八九〇年に住職の本照法師が北京から「大蔵経全巻」を持ち帰り後は、江南を代表する名刹の一つに数えられるようになった。
建物は典型的な「宋代宮殿様式」で、入口から「天王堂」「天宝堂」「般若丈室」の三進殿院式、南北に並んで建てられている・
般若丈室の二階が「玉佛楼」で、ここに玉佛寺の秘宝になっている白玉石で創られた「釈迦牟尼仏(仏陀座像)」が祀られている。
玉仏は高さ一九五センチ・幅一三五センチで白玉の御神体には翡翠や瑪瑙が埋め込まれており、かすかに微笑んでいる表情が神秘的でありいかにも神々しい。
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